①動画の背景に流すBGM(YouTube・SNSの動画、ライブ配信、ポッドキャストなど)ならCreatorで足ります。月払いで1,293円、12か月続けるなら年払いで月1,072円です(2026年9月28日時点)。
②作業用BGMのように音楽が主役の動画を投稿する場合と、Spotifyなどへの音楽配信はArtist(Starter・Pro・Unlimited)が必要です。
③依頼を受けて作る動画(受託制作)に使えるかは、公式の説明どうしが食い違っています。仕事で使う前にSOUNDRAWへ確認してください。

SOUNDRAWは、ジャンルやムード、曲の長さを選ぶとAIがBGMを組み立てる日本発の作曲サービスだ。運営はSOUNDRAW株式会社(東京都渋谷区)で、利用規約は日本語版が正本になっている。曲を作って聴き、編集して保存するところまでは無料でできる。有料プランが要るのは、曲をダウンロードして動画や配信に使う段階からだ。

プランはCreatorと3つのArtist、法人向けのEnterpriseに分かれる。どれを選ぶかは、値段より先に「作った曲をどう使うか」で決まる。料金、無料でできる範囲、用途ごとの商用利用の条件、年払いと月払いの総額、解約後の扱いを、公式の料金ページ・利用規約・ヘルプを突き合わせて整理した。

ⓘ 確認の条件
確認日:2026年9月28日
確認したページ:SOUNDRAWの料金ページ(日本語)、利用規約(2025年6月12日更新)とその別紙(プランごとの利用許諾の範囲)、ライセンスのページ(日本語・英語)、特定商取引法に基づく表示、公式ヘルプ(日本語・英語)、公式note(2025年4月23日)、YouTubeの申し立てへの対応をまとめた公式PDF
価格はその日の表示で、変わることがあります。申し込むときは、その時点の料金ページでご確認ください。

SOUNDRAWの料金プラン一覧【2026年9月28日時点】

2026年9月28日に料金ページで確かめた価格は次のとおり。どのプランも元の価格に取り消し線が引かれ、35%引きの価格が表示されていた。下の表は割引後の価格を大きく載せ、元の価格は各行の小さい文字に添えた。

年払い(12か月契約・毎月払い)
Creatorダウンロード無制限・mp3/元の価格 1,650円
1,072円/月
Artist Starterダウンロード月10回・mp3/元の価格 2,900円
1,885円/月
Artist Proダウンロード月20回・mp3、wav、ステム/元の価格 3,590円
2,333円/月
Artist Unlimitedダウンロード無制限・mp3、wav、ステム/元の価格 4,900円
3,185円/月
月払い
Creatorダウンロード無制限・mp3/元の価格 1,990円
1,293円/月
Artist Starterダウンロード月10回・mp3/元の価格 3,900円
2,535円/月
Artist Proダウンロード月20回・mp3、wav、ステム/元の価格 5,900円
3,835円/月
Artist Unlimitedダウンロード無制限・mp3、wav、ステム/元の価格 9,900円
6,435円/月

CreatorとArtistを分けるのは、値段より曲の使い道だ。Creatorは動画やポッドキャスト、ゲームのBGMとして使うためのプランで、曲をSpotifyやApple Musicに配信して収益を得ることはできない。Artistの3プランは、Creatorでできることに加えて、ボーカルや楽器を足して編曲した曲を配信・販売できる。Artist同士の違いは、月にダウンロードできる回数(Starter 10回、Pro 20回、Unlimited 無制限)と、wavやステム(楽器ごとに分かれた音声ファイル)を落とせるかどうかにある。利用規約の別紙によると、同じ曲を2回ダウンロードすると2回と数える。

CreatorもArtistも、対象は個人と社員9人以下の法人だ。社員10人以上の団体はCreatorを使えず、法人向けのEnterprise(価格は問い合わせ)になる。支払いはカード払いで、ヘルプはVisa・Mastercard・American Expressなどのクレジットカードを挙げている。

ステムについては料金ページの中で記述がそろっていない。よくある質問の欄は「全アーティストプランには、完全STEMダウンロード」が含まれると書くが、同じページの比較表では、Artist Starterのダウンロード形式はmp3だけになっている。ステムが目当てなら、比較表のとおりProかUnlimitedを前提に考えたほうがよい。

⚠ 公式に書かれていないこと
35%引きがいつまで続くのか、月払いで2か月目以降も割引後の価格のままなのかは、料金ページにも利用規約にも書かれていません。ヘルプの「割引クーポンについて」には、月間プランの割引は1か月分の料金に適用されるという説明があり、これが料金ページの35%引きにも当てはまるのかは読み取れません。年払いと月払いの比較は、Section 05で2通りに分けて計算しました。
また、料金ページ・利用規約・特定商取引法に基づく表示のどれにも、価格が税込か税別かの表記がありません。実際の請求額は、申し込みの画面で確かめてください。

無料のままでは、作った曲を外に持ち出せない

アカウントを作れば、有料プランを契約しなくても、曲の生成・試聴・編集(長さや楽器の調整)・保存までできる。公式ヘルプはこの仕組みを、クオリティや使いやすさを確かめたうえで「ニーズに合うかどうかをご判断いただけます」と説明している。一方で、トラックのダウンロードと商用利用には、いずれかの有料プランへの加入が要る。

利用規約の別紙は、無料プランで作った曲の使い道を「当社ウェブサイト上で楽曲を生成し、生成楽曲を個人で利用すること」に限っている。多くの人が集まる場でサイト上の曲を流すことも、範囲の外の例として挙がっている。英語版のヘルプには、ライセンスの無料体験は無いとも書かれている。

無料でできるのは「作って聴いて決める」ところまでだ。ジャンルやムードを変えて何曲か作り、動画に合いそうかを耳で確かめ、ダウンロードが要る段階で有料プランを選べばよい。

ひとつ気をつけたいのは、無料のうちに作って保存した曲の扱いだ。料金ページのよくある質問は「契約中に作成した楽曲は解約後も永久にライセンス有効」と書き、ヘルプは「サブスク期間中にダウンロードした音楽」がライセンスの対象であり続けると書く。基準が「作った時期」なのか「ダウンロードした時期」なのかで、書き方がそろっていない。どちらの書き方にも当てはまるのは、契約中に作ってダウンロードした曲だ。無料のうちに作りためた曲を契約後に使うつもりなら、その扱いもSOUNDRAWに確かめておくと迷わない。

SOUNDRAWは商用利用できる? Creatorで足りる用途、Artistが要る用途

有料プランなら商用利用はできる。ただしSOUNDRAWの許諾は「どのプランか」と「曲をどう使うか」の組み合わせで決まる。Creatorの商用利用は、利用規約の別紙で「BGM利用に限り、対価を得る利用ができること」と定義されている。境目は、曲が映像や声を支える背景なのか、曲そのものが主役なのかだ。

CreatorでBGMとして使える範囲

別紙は、CreatorのBGM利用の例として次のものを挙げている。YouTubeやSNSの動画、ライブ配信、ウェブ広告、テレビ番組、コーポレートムービー、VTube、Vlogなどの動画。ラジオ番組、ポッドキャスト、ガイド付きの瞑想などの音声。ゲーム(音楽リズムゲームは別途相談)、ゲーム以外のアプリ、店舗やイベントのBGM。どの場合も、曲だけを単体で使うことはできない。

YouTubeで収益化している動画のBGMにも使える。英語版のヘルプは、CreatorでもArtistでも、YouTube動画の広告収入やスポンサー収入を得てよいと明記している。クレジット表記(「Produced by SOUNDRAW」など)はどのプランでも不要で、入れるかどうかは任意だ。

Artistが要るのは、音楽が主役になるとき

ライセンスのページは、作業用BGM・瞑想コンテンツ・Lo-fi系のように「音楽+静止画」で構成される動画をYouTubeなどに上げる場合、Artistプランである必要があるとしている。同じ「瞑想」でも、ガイドの声が主役で後ろにBGMが流れる音声ならCreatorの範囲、曲を聴かせる動画ならArtistの範囲になる。

Artistにも条件がある。ダウンロードした曲をそのまま使った場合、その動画を公開しておけるのはサブスクリプションが有効な期間だけだ。作業用BGMのチャンネルを続けるなら、Artistの料金は動画を公開しているあいだ払い続ける費用になる。

Spotifyなどへの音楽配信もArtistだけの用途で、条件はさらに重い。別紙は、ボーカルや楽器など独自の音源を足して60%以上を編曲することを配信の条件にし、この編曲をしないままの配信を禁じている。ヘルプによると、60%は曲の尺に対する割合で、足す音源はDAWなど別のツールを使って自分で作る。公式noteによると、SOUNDRAWの画面で長さやエネルギーを変える操作は編曲に含まれない。編曲した曲をストック音源のサイトで売ることも、ライセンスのページで禁止事項に入っている。

Content IDへの登録は全プランで禁止

作った曲をYouTube・Instagram・TikTokなどのContent ID(曲を登録しておき、ほかの動画で使われると自動で検出して権利を主張する仕組み)に登録することは、利用規約 第10条で禁じられている。Artistで配信する曲も同じで、ヘルプはTuneCoreやDistroKidなどを通じて配信する場合もContent IDには登録しないよう求めている。利用者どうしのあいだで思わぬ著作権の申し立てが起きないようにするため、というのが公式の説明だ。

それでも自分の動画に申し立てが来ることはある。そのときの流れは、SOUNDRAWが用意した公式PDFに沿ってSection 04にまとめた。

受託制作は、公式の説明どうしが食い違っている

動画編集を請け負い、依頼主に納品する動画のBGMにSOUNDRAWを使えるか。ここは公式の説明がそろっていない。

日本語のライセンスのページは「全てのプランに共通」の欄に「クライアントワーク」を挙げ、英語版も全プランで使える用途に「client work」を入れている。ヘルプの「有料アカウントと無料アカウントの違い」も、商用利用による収益化の例に「クライアント向けの制作」を挙げる。一方、SOUNDRAWの公式note(2025年4月23日)は、どのプランでも禁止されていることとして「自分が所有していない動画のBGMに使う(Artist Planであっても)」を挙げている。ライセンスのページ自身も、利用者が所有していない映像(映画・テレビ・広告など)は「条件適用」に分けている。

利用規約の本文には、受託制作を直接扱った条文が無い。第9条は利用の許諾を「非独占とし、譲渡不能かつ再許諾不能」としており、納品した動画を依頼主が自分のものとして使い続ける形がこの許諾に収まるのかは、規約の文面だけでは読み切れない。どの公式の説明を正とするかも、どこにも書かれていない。受託の仕事で使う予定があるなら、契約の前にSOUNDRAW(日本語で問い合わせられる。support@soundraw.co.jp)へ用途を具体的に伝えて確かめ、回答を記録として残しておくのが安全だ。

曲の権利は誰が持つか

作った曲の権利が丸ごと自分のものになるわけではない。利用規約 第9条では、生成楽曲に使われている音源のレコード製作者の著作隣接権(録音物に対する権利)はSOUNDRAWが持つ。利用者はプランに応じた範囲で使う許諾を受ける立場で、ヘルプによると、自分で足したボーカルや楽器の部分は利用者のものになる。「自分の曲を手に入れる」のではなく「決まった範囲で使ってよい曲を作る」サービスだと捉えると、ここまでの条件が読みやすくなる。

SOUNDRAWは、AIの学習に使ったのは社内の音楽チームが制作した音源だけだと説明している。AIの学習データをめぐっては、音楽出版社のRound Hill Musicが2026年8月、管理する楽曲の歌詞を学習に無断で使われたとして、AnthropicとAI作曲サービスのSunoをそれぞれ提訴した(Round Hill Musicの訴訟の解説)。学習データの出どころは、作曲AIを選ぶときの判断材料のひとつになっている。

用途別の早見表と、Content IDの申し立てが来たときの流れ

自分の用途はどのプランか

Section 03までの条件を用途ごとに並べた。自分の使い方に近い行を探し、Creatorの列が「○」ならCreator、「×」ならArtistと読む。「誰の作品か」の列を設けたのは、ライセンスのページが、利用者が所有していない映像(映画・テレビ・広告など)を「条件適用」(英語版では「Ask SOUNDRAW」=要相談)に分けているためだ。

用途 誰の作品か Creator Artist 補足
動画のBGM(YouTube・SNS)自分○○収益化してよい。クレジット表記は不要
ライブ配信のBGM自分○○—
ポッドキャスト・ラジオ自分○○ガイド付きの瞑想もBGMの例に入る
ゲーム・アプリのBGM自分○○音楽リズムゲームは要相談
自社のウェブ広告自分○○—
店舗・イベントのBGM自分○○英語版のライセンスのページは実店舗1店舗まで
作業用BGM・Lo-fiの動画自分×○曲をそのまま使うなら、公開できるのは契約中だけ
音楽配信(Spotifyなど)自分×条件付きで○独自の音源を足し、曲の尺の60%以上を編曲。満たさない配信は不可
受託制作(依頼主に納品)依頼主公式の記述が食い違う公式の記述が食い違う使う前にSOUNDRAWへ確認(Section 03の「受託制作」の項)
他者の映画・テレビ・広告他者要相談要相談ライセンスのページでは「条件適用」
曲だけを売る・配る—××配信は上の条件を満たした場合だけ
Content IDへの登録—××全プランで禁止(利用規約 第10条)

早見表でCreatorの列が「○」の用途に収まるなら、契約するのはCreatorでよい。作業用BGMの投稿や音楽配信が入るならArtistの3つから、月にダウンロードする曲数とwav・ステムが要るかで選ぶ。プランと価格はSOUNDRAWの料金ページで選べる。年払いと月払いのどちらが安いかは使う月数で変わるので、Section 05で計算した。

用途が2つの行にまたがるときは、条件の厳しいほうに合わせる。たとえば、自分のチャンネルに解説動画と作業用BGMの動画の両方を上げるなら、作業用BGMの行が決め手になってArtistが要る。受託制作の行だけは、どちらのプランでも答えが出ていない。

この結論が当てはまらない人

社員10人以上の会社で使うなら、CreatorもArtistも対象外で、法人向けのEnterpriseを相談することになる。曲そのものを素材として売りたい人には、どのプランも向かない。

曲を作って聴き比べるだけなら、有料プランは要らない。生成・試聴・編集・保存までは無料のアカウントでできる。無料と有料の違いは、公式ヘルプの「有料アカウントと無料アカウントの違い」にまとまっている。ダウンロードして動画に使う段階になってから、早見表で行を選べば足りる。

Content IDの申し立てが来たときの流れ

SOUNDRAWの曲を使った動画に、YouTubeでContent IDの申し立て(ほかの権利者が曲の権利を主張しているという通知)が付くことがある。SOUNDRAWはその対処を「YouTube 著作権侵害の申し立てへのご対応」(PDF)にまとめている。流れを要約すると次のとおり。

順番 すること
1. 申し立てを確かめるYouTubeの管理画面で、申し立てが付いた動画の著作権の情報を開く
2. 異議を申し立てるその画面から異議の申し立てに進む
3. 理由を選ぶ「正当な権利所有者からこのコンテンツを使用するライセンスまたは許可を得ています」を選ぶ
4. 理由の欄に書くSOUNDRAWから購入してライセンスを持っている旨の決まった文面(PDFに載っている)を書き、確認のチェックを入れて送る

PDFによると、申し立てが付いても動画は基本的に見られるが、広告収入を得ている動画は一時的に収益化できなくなることがある。異議を申し立てると警告はその時点でいったん外れるものの、申し立てた側が異議を認めるまで収益化は戻らない。通常は数日で認められ、長引くときはSOUNDRAWに問い合わせれば、SOUNDRAWから相手に催促するという。

このPDFは2020年12月に作られたもので、手順に出てくるメニューの名前は今のYouTube Studioの表示と違う場合がある。画面の名前が合わないときは、上の流れ(動画の著作権の情報 → 異議の申し立て → 理由の選択と記入)を手がかりに進めるとよい。申し立てへの異議はライセンスを持っていることが前提なので、どの曲をどのプランの契約中にダウンロードしたかを控えておくと、文面を書くときに迷わない。

年払いと月払い、何か月使うなら年払いが安いか

料金ページの「年間」は、月あたりの価格が月払いより安い。ただし中身は一括払いではなく、12か月契約の分割払いだ。利用規約 第8条は、年額払いを「1年分の利用料金を12等分し」毎月払うものと定め、途中で解約するときは「未経過分の利用料金を全額」払うとしている。ヘルプも「残りの月分についてはキャンセル時に一括でお支払いいただきます」と説明する。

そのためCreatorの年払いは、何か月で使うのをやめても、1,072円×12か月=12,864円を払うことになる。月払いは1,293円ずつ積み上がり、やめた月で止まる。比べるうえで分からないのが、月払いの35%引きが2か月目以降も続くかどうかだ。料金ページには書かれておらず、ヘルプの「割引クーポンについて」には「月間プランの場合:1か月分の料金に割引が適用されます」とある。この説明が料金ページの35%引きにも当てはまるなら、2か月目からは元の価格の1,990円になる。どちらなのかは公式のどこにも書かれていないので、2通りで計算した。

SOUNDRAWのCreatorを使った月数ごとの支払総額を比べた折れ線グラフ。年払いは途中でやめても12,864円で一定。月払いは35%引きが毎月続くなら10か月目に12,930円、初月だけなら7か月目に13,233円となり、そこで年払いより高くなる

月払いの割引が毎月続くなら、9か月目までは月払いのほうが安く(9か月で11,637円)、10か月目に12,930円となって年払いを上回る。割引が初月だけなら、6か月目までは月払いのほうが安く(6か月で11,243円)、7か月目に13,233円で入れ替わる。どちらの場合でも、6か月以内でやめるなら月払い、10か月以上続けるなら年払いのほうが安い。答えが分かれるのは、7〜9か月使う場合だけだ。

Artistの3プランも同じ考え方で計算できる。年払いの12か月分の総額と、月払いの総額がそれを上回る月は次のとおり(2026年9月28日時点の価格で計算)。

プラン 年払いの12か月分 月払いが高くなる月(割引が続く場合) 月払いが高くなる月(割引が初月だけの場合)
Creator12,864円10か月目7か月目
Artist Starter22,620円9か月目7か月目
Artist Pro27,996円8か月目6か月目
Artist Unlimited38,220円6か月目5か月目

年払いを「試しに入って、合わなければやめる」使い方には向かない。利用規約 第7条が返金を認めるのは、自動更新の日から1週間以内に解約を申し出て、しかも更新日以降に1曲もダウンロードしていない場合に限られる。特定商取引法に基づく表示も、SOUNDRAW側に責任がある場合を除いてキャンセルや返金には応じないとしている。2年目の更新後の価格も、公式には書かれていない。

Creatorで言えば、6か月以内に使い終わりそうなら月払い、1年使うと決めているなら年払いになる。7〜9か月の見込みなら、月払いの割引が2か月目以降も続くかで答えが変わる。割引が続くなら9か月までは月払いのほうが安く、初月だけなら7か月目から年払いのほうが安くなる。この範囲に入りそうなら、申し込む前に2か月目以降の月払いの価格をSOUNDRAWに確かめておくと、どちらを選ぶかが決まる。

年払いと月払いは、料金ページの「年間」「月額」の切り替えで選ぶ。表示される価格は申し込みの時点のものなので、上の計算の元にした2026年9月28日の価格から変わっていないかも、その画面で確かめてほしい。

解約したら作った曲はどうなるか

解約はアカウントのページにある「解約」ボタンから自分でできる。月払いなら、解約しても次の請求日の前日までは、ダウンロードを含むすべての機能を使える。年払いは前の節のとおり、残りの月分をまとめて払ったうえで、12か月の契約期間が終わるまで使える。

契約中にダウンロードした曲は、BGMとして使う限り解約後もライセンスが続く。ヘルプは、サブスク期間中にダウンロードした音楽はライセンスの対象であり続けるため、今後も永続的に収益化・利用できると説明している。請求の期間が終わると新しい曲のダウンロードはできなくなり、アカウントは無料プランと同じ状態に戻る。

例外は、Artistで音楽が主役のコンテンツを作った場合だ。作業用BGMやLo-fiの動画にダウンロードした曲をそのまま使っていると、ライセンスのページの条件により、その動画を公開しておけるのは契約中だけになる。解約するなら、その前にどの動画が当てはまるかを洗い出しておく必要がある。

利用規約 第14条には、有料プランの期間が満了して利用契約が終わるとアカウントを削除する、とも読める規定がある。ヘルプの説明(無料プランの状態に戻る)とは書きぶりが違うので、使う曲は契約中にダウンロードして手元に保存しておくほうが確かだ。解約したあとで再開するときは、プランを買い直す。ヘルプによると、アカウントのデータは残るが、前の契約で使い残した期間は引き継がれない。

編集部の見立て

Editor's Opinion

料金表だけを見ると、CreatorとArtist Starterの差は月払いで1,242円です。ただ、選び間違えたときの影響は、この金額の差よりずっと大きいと考えます。作業用BGMやLo-fiの動画をCreatorで投稿すれば、ライセンスのページが示す条件から外れます。Artistで正しく契約しても、ダウンロードした曲をそのまま使った動画は、解約すると公開を続けられません。作業用BGMのチャンネルにとってSOUNDRAWの料金は、制作の道具代というより、動画を公開しておくための固定費です。

年払いは「月1,072円」という表示の印象と、12か月の分割払いという中身との間に開きがあります。やめても残りをまとめて払う仕組みなので、年払いを選ぶのは1年使うことがはっきりしている場合にとどめるのがよいと考えます。月払いの35%引きが2か月目以降も続くのかが公式に書かれていないため、7〜9か月使う人にとっての答えは、公式の記述からは決まりません。

受託制作について公式の説明が割れているのは、仕事で使う人にとって小さくない問題です。ライセンスのページの「クライアントワーク」を根拠に使い、あとで別の説明を示されたときに困るのは利用者の側です。問い合わせの回答をメールで受け取り、案件の記録と一緒に保存しておくことをおすすめします。

Content IDへの登録は全プランで禁止されていますが、SOUNDRAWは申し立てが付いた場合に備えて、異議の出し方をPDFで用意しています。PDFによれば、申し立てが付くと、異議が認められるまで広告収入が止まることがあります。収益化しているチャンネルなら、どの曲をどのプランの契約中にダウンロードしたかを控えておくと、気づいてから異議を出すまでの手間を減らせると考えます。

まとめ

SOUNDRAWのプランは、曲を「背景」に使うか「主役」にするかで分かれます。動画・ライブ配信・ポッドキャスト・ゲームのBGMならCreator(月払い1,293円、年払いなら月1,072円)。作業用BGMやLo-fiの動画の投稿と、Spotifyなどへの音楽配信はArtistで、月にダウンロードする曲数とwav・ステムの要否でStarter・Pro・Unlimitedを選びます(価格は2026年9月28日時点)。

払い方は使う期間で決まります。Creatorなら、6か月以内は月払い、10か月以上は年払いのほうが安く、年払いは途中でやめても12か月分を払います。

受託制作に使う予定があるなら、公式の説明が食い違っているため、契約の前にSOUNDRAWへ確認してください。

年払いとの分かれ目で公式に書かれていないのは、月払いの35%引きが2か月目以降も続くかどうかです。続くなら10か月、初月だけなら7か月が分かれ目になります。

参考にした一次情報