先に要点を3つ。①いまのMidjourneyはWeb版(midjourney.com)だけで完結し、Discordは不要です。②無料プランは実質ありません──始めるなら最安のBasicプラン(月10ドル)から。③最初の1枚は「主題+スタイル+条件」の3点セットで頼めば、初日からそれらしい絵になります。この3つを押さえれば、あとは枚数を重ねるだけです。

「画像生成AIを始めたい。どうせなら一番絵がきれいだと言われるMidjourneyで」──そう考えている人向けに、2026年7月時点の登録手順・プラン選び・最初のプロンプトまでを一本にまとめました。

⚠ 情報の鮮度について
本記事は2026年7月27日時点の仕様・料金に基づいています。Midjourneyは無料トライアルの提供を時期によって変えてきた経緯があり、プラン内容も変わることがあります。契約前に公式サイトの最新表示を確認してください。

Midjourneyとは──いまはWebだけで完結する

Midjourneyは、文章から画像を生成するAIサービスです。「夕暮れの海辺を歩く柴犬、水彩画風」と打てば、その通りの絵が数十秒で4枚出てきます。とりわけ絵としての美しさ・雰囲気の豊かさで頭ひとつ抜けた評価を受けており、2026年4月末リリースの最新版「V8.1」では高解像度出力と指示への追従精度がさらに強化されました。静止画から5秒(最長21秒まで延長可)の動画を作る機能も持っています。

かつては「Discordというチャットアプリに入らないと使えない」のが最大の関門でしたが、いまは公式サイト(midjourney.com)のWeb画面だけで生成から管理まで完結します。Discordのコマンド操作を覚える必要はもうありません。この記事もWeb版を前提に進めます。

運営会社としてのMidjourneyは、外部資金を受けずに黒字経営を続ける異色の企業でもあります。最近では占いアプリの買収など事業拡張も始めており、その動きはこちらのニュース記事で解説しています。

無料で使えるのか【重要】

結論から言うと、2026年7月時点で、通常の無料プラン・無料トライアルはありません。2023年に無料枠が終了して以降、期間限定で復活しては終了する、を繰り返してきました(現在は姉妹アプリ「niji・journey」のスマホ版に限定的な試用枠がある程度です)。

「まず無料で試したい」なら、正直に言って他のツールが先です。ChatGPTの無料プランでも画像生成はできますし、品質を比べてから決めたい人は当サイトの比較記事を参考にしてください。そのうえで「絵の質を最優先したい」なら、月10ドルのBasicから入るのがMidjourneyの正しい始め方です。合わなければ1ヶ月で解約できます。

登録とプラン選び

手順は3ステップです。

① midjourney.comへ──公式サイトを開き、GoogleアカウントかDiscordアカウントでサインイン(Googleで問題ありません)。

② プランを選ぶ──4つの月額プランから選びます。迷ったらBasic(月10ドル)。月200枚前後の生成枠があり、練習には十分です。年払いにすると全プラン20%引きになります。

③ 支払い登録をして完了──クレジットカードを登録すると、すぐに生成画面が使えるようになります。

🎨 Midjourney 料金プラン(月払い)
Basic月200枚前後・まず試すならこれ
$10/月
Standard低速モード(Relax)なら生成し放題
$30/月
Pro生成画像の非公開設定(Stealth)が可能に
$60/月
Mega大量制作・チーム運用向け
$120/月
💡 本気で使うと分かったらStandardへ
Standard以上には、速度を落とす代わりに枚数無制限で生成できる「Relaxモード」が付きます。試行錯誤の枚数が月200枚を超えてきたら、枚数を気にせず回せるStandardの方がストレスも単価も下がります。

最初の1枚を作る──プロンプトの型

Web版にログインすると、画面上部に「Imagine」と書かれた入力欄があります。ここに英語で指示(プロンプト)を打つと4枚生成されます。日本語も通じますが、2026年時点でも英語の方が仕上がりが安定します。翻訳はChatGPTやClaudeに任せれば十分です。

最初の型はこれだけ覚えてください。

主題(何を)+スタイル(どんな絵で)+条件(構図・光・色)
例:a shiba inu walking on the beach at sunset(主題), watercolor style(スタイル), soft warm light, wide shot(条件)

生成された4枚の下には、選んだ1枚を高解像度化するボタン(U)と、その1枚を元に別バリエーションを作るボタン(V)が付きます。「4枚出す→気に入った1枚でVを押す→さらに寄せる」の繰り返しが、Midjourneyの基本動作です。1枚目から完璧を狙わず、10枚捨てるつもりで回してください。

思い通りに出ないときのコツ

① 形容詞を足すより、名詞を差し替える。「beautiful」を3つ重ねるより、「watercolor」を「oil painting」や「film photography」に変える方が絵は大きく動きます。スタイル語彙を増やすことが上達の近道です。

② 縦横比を指定する。プロンプト末尾に「--ar 16:9」(横長)や「--ar 9:16」(スマホ縦)を付けます。SNS投稿用・スライド用など用途が決まっているなら最初から指定した方が構図も安定します。

③ 除外したいものは「--no」で伝える。文字が勝手に入るのが嫌なら「--no text」。人物を入れたくなければ「--no people」。「入れないで」と文章で書くより確実です。

商用利用と公開設定の注意

有料プランで生成した画像は、規約上、商用利用が認められています。ただし2点、先に知っておくべきことがあります。

① 生成画像は初期設定で「公開」される。Midjourneyでは、あなたが作った画像は公式ギャラリーで他のユーザーからも見えるのが標準です。非公開にできる「Stealthモード」はPro(月60ドル)以上の限定機能。クライアントワークや社外秘のデザイン検討に使うなら、この差額は必要経費と考えてください。

② 著作権を巡る訴訟が進行中。Midjourneyはディズニーなど大手スタジオから著作権侵害で提訴されており(経緯は解説記事参照)、有名キャラクターに似せた画像の商用利用は法的リスクが現実にあります。実在の作品名・キャラクター名をプロンプトに入れる使い方は、個人の練習の範囲に留めるのが賢明です。

まとめ

2026年のMidjourneyは、Discord不要・Web完結で、画像生成AIの中でも「絵の質」で選ぶ人の最有力です。無料枠は無いので、月10ドルのBasicで1ヶ月試す──これが最小リスクの始め方。プロンプトは「主題+スタイル+条件」の型から入り、4枚生成→選んで寄せるの反復で手を慣らしてください。

仕事で使うなら、非公開設定がPro以上限定である点と、著作権訴訟が進行中である点だけは契約前に把握を。この2つを分かったうえで使えば、月10ドルでプロ級のビジュアルが手に入る時代です。

絵の質で選ぶならMidjourney

Basicプランなら月10ドル。合わなければ1ヶ月で解約できます。

実際に使っている人の評価・他ツールとの比較はこちら。